ガンガンバイトに明け暮れて
- 大学時代はバイトをこよなく愛していたと言うより、何件も掛け持ちしていた。そうまでして、がんばっていたのには、ちゃんと理由があるのだが、ま、それはここではさておいておく。
愛していたと言うくらい、ガンガンバイトに明け暮れていた。と言うのが正しいよね。ホント。
ただその時の睡眠時間はどうしていたかというと、夜警のバイトの仮眠で補っていたわけだ。
でも、実際は1−2時間しか眠れないんだが、その時間の短さよりも、おきる時のつらさがひどかった。
疲れて体がどうこう言う前に、目が開かないんだよね。それでも必死に、おきて巡回に行く。
巡回のタイムレコーダーを押さないと仕事をしたことにならないから、それも必死だった。
睡魔に打ち勝つのは、並大抵ではない。
普段人がやらないことは、収入も高い。でも、人が出来ないことは、オジサンにも出来ないことなのよね。
それが一番つらかった。
それならかえってねない方がかえって楽だったかも知れない。
疲れていると、熟睡が爆睡になり、そこから目覚めるには、本当に根性しかないんだと思ったよ。
何度自分の太ももを本気で叩いたか。それもハンパじゃない力でね。だってそうでもしないと、目が覚めないというか、立ち上がれないんだよね。
もちろんオジサンは低血圧でも、なんでもない。どちらかというと血圧は高い方だし、寝起きも良い方だが、アルバイトの掛け持ちは、それだけつらかったんだよね。
夏なので、そのつらいアルバイトの間をぬって、友達と海に行くと、その叩いた太ももが赤タン青タンにになっていてひどかったのを覚えている。
「なんだよ、それ」「ケンカか」「ヒデーな、いたくないの」と友人から言われたんだ。
何しろ、その時の海に行った時の思い出はそれだけしか覚えていない。
友人曰く行きも帰りも、浜辺でも爆睡していたそうだから。
何しに海に行ったんだか…。
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